人を雇わず、ひとりで独立していると、さみしいと思われることもあります。私自身は、さみしいと思ったことはありません。メールやチャットは使いますし、ひとりでじっくり考える時間も必要だと思うからです。
ひとりで仕事=さみしい?
リモートが普及して最近はあまり言われなくなりましたが、昔は家でひとりで仕事をしていると言うと、
「ひとりで仕事していてさみしくないのか?」
というようなことをよく言われました。
ひとり=孤独というイメージが強かったようです。
ですが、私はコロナ前から家でひとりで仕事をしていても、さみしいと思ったことはありませんでした。
むしろ、ひとりの方が快適だと思うこともあります。
とはいえ、特に人と話すのが苦手とかそういうわけではなく、サラリーマン時代には、事務所で職場の人と一緒に仕事をし、ときどき雑談をしたりするのも嫌いではありません。
ですが、それがなくひとりで仕事をすることになっても、そこまで仕事には影響していません。
ひとりでも、コミュニケーションすることは多い
特にコロナ前は、電話やオフラインでの打ち合わせが主流でしたが、今は電話を使うことも減り、打合せもZoomが普及してきました。
日々のメッセージのやりとりもチャットを使うようになっていますし、ひとりで仕事するといっても、直接会って口頭でコミュニケーションする場面が減ったというだけで、テキストやオンラインでのコミュニケーションは多くなっています。
サラリーマンであっても、家でひとりで仕事する人は増えていると思いますが、「さみしい」どころか、むしろメールやチャットに追われ、コミュニケーション疲れしている人も多くなっているのではないかと思います。
家でひとりで仕事していても、さみしいどころかいろんな連絡に追われるようになってしまった中で、むしろ「さみしい」と思うぐらいひとりになる時間が必要ではないかと思います。
本当の意味でひとりになる時間はあった方がいい
アインシュタインも、J・P・モルガンも、ひとりだけの静かな時間を持つようにしていたといいます。
課題解決や、創造的なアイデアの源には、ひとり熟考する時間が必要なのかもしれません。
ただひとりでいるだけでなく、メールやチャット、ネットも遮断してじっくり考える時間を作らないと、ただ日々のタスクをこなすだけの仕事になってしまいます。
ひとりで仕事をすることがさみしいかどうかは人それぞれの価値観によるでしょうが、「さみしい」と思ってしまうぐらいの時間と空間を持つことも必要なのではないでしょうか。
そのときには、紙のノートとペンを持って、自分の内面と向き合うのがいいかもしれません。