上司・部下が「人間的に合わない」のは、思考・行動が予測できないから

組織で働いていると、パワハラなわけではないけどストレスになる人とか、「何でそんなミスすんの?」みたいな人がいたりします。悪気がなかったりするので余計厄介で、それが人間関係のストレスになったりします。

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「人間的に合わない」の正体

「相手の立場になって考える」とは学校でも教えられますし、仕事でも重要なスキルです。
上司に報告や相談が必要な場面だったら、上司の視点に立ち、今どういうことを考えているのかを想像しながら説明をする必要があります。
部下に仕事を指示する場面だったら、相手の仕事の忙しさとか業務の習熟度を考えながら指示を出していく必要があります。

相手の思考とか行動様式がある程度予測できる場合には、このコミュニケーションはスムーズです。
「ここまで説明すればわかるだろう」というラインがわかっていれば、仕事はしやすいものです。

でも、たまにその予測が難しい人もいます。
細かい情報の説明を求める系の上司かと思ったら、「そんな細かいことはいいから結論は何なんだ」と叱責されたり、また別の日に細かいことは省いて説明したら、「もっと細かく説明してくれないとわからない」と叱責されたり。

これって一概に上司が悪いともいえません。そもそも部下の説明が的を射ていないというパターンもあります。
何の情報もなく判断だけ求められたら、そりゃもっと情報くれ、と思いますし、どうでもいい情報を長々と説明されたら、結局何が言いたいんだと思いたくなります。

どっちが悪いとかではなく、人間的に合ってないんだと思います。
パワハラのように、どっちかが明らかに悪いんだったらシンプルですけど、実際の人間関係はもっと複雑です。

特に、相手の思考や行動が予測できない人がいると、パワハラ上司とかモンスター部下と同じぐらい厄介かもしれません。

予測できない動きは、ストレスになる

最近、車酔いをするようになってきました。
昔は毎日のように車に乗っていて、車酔いしたことなんてなかったのに、最近は人の運転する車は気分が悪くなってしまいます。

原因はわかりませんけど、東京に10年間いて、車に乗る機会が激減したからではないかと思っています。
東京に住んでいているときは、移動は徒歩か電車ですし、タクシーなんて滅多に乗りません。
車に乗る機会が減って、車独特の揺れに対する耐性がなくなり、酔いやすくなったのかもしれません。

車で酔ってしまうのは、運転する人が、自分が予測していない不規則な動きをするからです。
家族が運転する車だったら、運転のクセとかが何となくわかっているので酔いも少ないですが、タクシーのような知らない人の運転だとより酔いやすいです。
運転する人の動きが予測しづらいと、同乗している人は対処がしづらく、酔いやすいのではないかと思います。

人間関係も同じで、相手の考えとか行動が予測できないと、どんなに人当たりの良さそうな人でもストレスになるのではないかと思います。

自分で運転したら、酔わない

今は転職も普通にみんなしていますし、職場の人間関係もずっと一定ではありません。

組織で働いていると、悪い人ではなくても「合わない」人は出てくるものです。今はいなくても、異動とか中途入社で来る可能性もあります。

そういう複雑な人間関係をうまく乗りこなしていくのが生きていくために必要なスキルです。

一つの対策としては、「自分で運転する」ということかと思います。

私も車酔いはしますが、自分で運転するときは車酔いしません。予測できない不規則な動きが少ないからだと思います。

仕事でも人間関係でも、他人にものを委ねず主導権を(しれっと)自分で握るといいかもしれません。

  • 仕事の期限を自分で先に決めて了承をもらっておく
  • 期待値をいい意味でコントロールする
  • 自分がやりたいと思う仕事を取りに行く、つくる
  • これらを実現するために、独立する

職場の人間関係を変えることは難しいですが、「影響の輪」を広げることは、自分でもできることがあるのではないかと思います。



▪️編集後記
昨日はカフェでブログ。午後からセミナーを受講。
その後自宅で小冊子の作成や次のセミナーの企画など。

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