動画は「遅い」。本を速く読む訓練。

ショート動画や倍速視聴で動画を見ることが増えてきましたが、どんなに短く速い動画を見ても、本を読んだ方が速くインプットできると思います。

目次

動画は、遅い

YouTubeを見れば無料であらゆる情報にアクセスできます。難しい本の要約を短い動画で要約してくれている動画もありますし、プログラミングや語学も無料で勉強ができます。

でも、動画はどんなに速く見ようとしても、倍速ぐらいが限界ではないでしょうか。それ以上速かったら聞き取れません。

途中飛ばし見たりしようとしても、飛ばしたところで重要なことを言われてるかもしれないと思うと、結局ある程度は全部見る必要があります。

1分とか5分とかで短くまとめてくれるショート動画もありますが、本の要約ならまだしも、スキルの習得とかにショート動画だけで完結させるのは難しいでしょう。

動画を見て何かをインプットするのは気軽なようで、実際はインプットの時間はそれなりにかかります。「ファスト教養」と言われて、本の要約や映画をショート動画や倍速視聴で見ることが批判的に語られますが、動画はむしろ情報源としては「ファスト」ではなく「スロー」です。

むしろ、本やネット記事といった文字媒体の方が、不要な箇所は飛ばし読みできますし、流し読みもできます。

結果として、動画を見るより文字を読んだ方が、効率的ですし時間も短く済みます。

本で速くインプットする方法

とはいえ、本の1ページ目からじっくり読んでいくと、さすがに時間がかかります。

飛ばし読み、流し読みをしつつ、重要な箇所はじっくり読むといった緩急をつける必要があります。

そのためには、

  • 目次を見て全体の構成をつかむ
  • 全部読もうとせず、すでに知っている部分は読まない
  • 気になった箇所や重要だと思う箇所は書き込む or メモする

といったコツが必要です。

読書というと、じっくり読まないといけないというイメージがあります。確かにそういう本の読み方を楽しむのも良いと思います。小説や教養書などは、飛ばし読みしてあらすじがわかればいいというものでもありません。その文章の味わいや雰囲気を楽しむものです。

「ザリガニの鳴くところ」あらすじを追うだけが読書ではない。

一方で、仕事に関係する本は、多くの場合、「雰囲気」よりも「情報」の方が大事です。

文章力や表現力が全く参考にならないわけではありませんが、知識やスキルの習得が目的なので、効率的にインプットできる方が良いと思います。

本を買うと、最初から最後まで全部読まないともったいない気がしてしまいますが、全部読もうとせず、必要だと思う箇所を目次から判断し、そこを重点的に読む方が速くインプットできます。読んでみて、もう1回しっかり読んだ方が良いと思えば、その時は最初からじっくり読めばいいです。

動画を見る場合、本を読む場合

本によるインプットの方が速くて効率的と書きましたが、動画を見る場合もあります。有料セミナーで動画があれば、動画を見ます。

本でもセミナーで扱うような情報は手に入りますが、セミナーは本何冊分という情報をギュッと1時間とか2時間にまとめて聞くことができます。ただし、無料の動画だとそこまで濃い情報は得られる可能性は低いです。

有料のセミナーだからこそ、濃い情報が数時間の動画で得られることが多いです。そこについては、本よりも効率的ではないかと思います。

逆に言うと、それ以外ではあまり動画を見ることはありません。ニュースもテレビでは見ずにSNSなどでチェックしますし、多くの場合は文字媒体の方が効率的にインプットできるのではないかと思います。

YouTubeはほとんど無料で見れますし、検索すればいくらでも知りたい情報が出てきます。一見動画の方が簡単に速く情報を得られそうですが、ちょっとしたコツさえつかめば、本やネット記事の方が効率的にインプットは可能です。

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