新しいことを始めるのは、本質的に面倒くさい

「新しいことを始める」というのは良いことのイメージがありますが、実際は面倒くさいものです。でも、だからこそ価値があるものでもあります。

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新しいことを始めるのは、面倒くさい

東京で会社員をしていたとき、会社の費用負担で統計検定を受けることができました。
統計検定の勉強をして資格に合格すれば、テキスト費用と試験の受験料を会社が負担してくれるというものです。

もし途中で挫折したり、試験が不合格だったら、費用は全額自己負担でした(2万円ぐらい)。

最初はがんばって通勤中の電車や自宅で勉強をしていましたが、あえなく挫折して自腹でテキスト代を払いました。

統計学の勉強という新しいことをやろうとしても、めんどくさくて続かないんですよね。

ランニングを始めようと思っている人は多いと思います。

でも、例えば今は朝も寒いですし、こんな寒い時期にランニングの服に着替えて外に出るのは至難の業です。
結局、「明日にしよう」と思って挫折することは多いと思います。

かくいう私も、ランニングは続けていますが、寒くて「今日はやめとこう」と思う日は多いです。

新しいことを始めるというのは、本質的に面倒くさいものです。
新しいことを始めるためには、どこかの時間を使って新しいことを学び始める必要があります。

会社員だったら、社内でDX推進プロジェクトなどといった「新しいこと」が始まることもあるでしょう。

それでもDX化が進まないのは、結局はみんな面倒くさいからです。
DX化で業務が効率的になっても給料が増えるわけでもなく、早く退勤できるわけでもなく、むしろ空いた時間で新しい仕事が降ってくるだけです。

同じ給料なのであれば、新しいことなんてする誘因がありません。

基本的に、新しいことというのは面倒くさいものです。

今の生き方は、年月を経るごとに強化されていく

「今の状態を維持したい」というのは人間の本質的な欲求です。
こたつに入って、あったかい快適な状態であれば、できるだけのこの状態を継続したいと思うのは当然で、ランニングのためにこたつから出て、薄着に着替えるというのは心理的に大きなハードルがあります。

年齢を重ねるほどに、この傾向は強くなります。

「新しいことをしない」という生き方を数年、数十年と続けていれば、だんだんその生き方に慣れてきて、「新しいことを始めない」という生き方が強化されていきます

そういう生き方が悪いわけではありませんが、「老害」という言葉があるように、世間の目は冷たくなりがちです。

逆に言えば、新しいことをどんどんやっていくという生き方も、歳を取るほどに強化されていくものです。

どっちがいいかといわれれば、新しいことをやっている人の方がかっこいいですよね。

面倒くさいからこそ、やる価値がある

面倒くさくて、誰もやりたがらないから、それをやることが「違い」になります。

新しいことするということも、意外にできないものです。

Excelで新しい関数を使ってみるとか、違う分野の本を読んでみるとか、スマホでゲームではなく電子書籍を読んでみるとか、昨日とは違うことを小さくてもいいのでやってみることで見えてくるものもあります。

私も、今年に入って新しく開始したものはいろいろあります。

  • ブログを顔出し&実名で更新
  • メルマガを開始
  • 小冊子を作成&配布を開始
  • パソコンをMacにする
  • 大阪マラソンに出る
  • Kindleを執筆する(現在Amazonの審査待ち)

どれも継続するのは「面倒なもの」です。
でも、面倒でも好きだから継続することで、新しく見えてきた世界があります。

「興味はあるけどめんどくさそう」なものが、新しく始めてみるものなのかもしれません。



▪️編集後記
昨日はKindleの原稿をAmazonにアップ。現在審査待ちです。

▪️娘日記
妻の祖母(娘のひいおばあちゃん)の家へ。私は行ってないですが、良い子にしていたみたいです。

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