「あなたはどう思いますか?」
仕事でこのように聞かれて、返答に困ったこともあるのではないかと思います。自分の意見がないと周りに流されることにもなりますが、自分の意見を持つことも訓練することができると思います。
「自分の意見がない」ということはない
「あなたはどう思いますか?」
仕事の会議の場などで、そのように意見を求められることもあるかと思います。
いざ意見を求められると、何も答えることができず、あたふたしてしまうということもあります。
こういう場面があると、「自分には意見がない」と考えてしまいますが、「意見がない」ということはないのではないかと思います。
もちろん、世の中の全部のものごとに意見を持つことは不可能ですが、自分の仕事のことだったり、生活に関することであれば、自分なりの意見はみんな持ってるはずです。
ただ、その意見に自分でも気付かないというか、言語化できていないということはあると思います。
自分の意見を表には出さなくても言語化して明確にしておかないと、周りの主張の強い人に流されることになります。
そうなれば、自分の望む人生を生きることはできないでしょう。
「自分の意見」を持つことは、望む生き方を見つけることでもあります。
「聞く」に徹する
どのようにして「自分の意見」を明確にするか。
電通のコピーライターをしていた人は、まず、クライアントの要望や想いを「聞く」に徹することから始めるといいます。
いきなり自分がやりたいことを提案するのではなく、相手の話を聞き、相手がどんなことを潜在的に考え、望んでいるのか、どんな言葉を無意識に多く使っているかを聞くことで、相手の要望を言語化していき、コピーを作っていくといいます。
これは自分の意見にも活用できることです。
他人ではなく、自分の声を徹底的に「聞く」ことで、自分が潜在的に考えていること・望んでいることを言語化してみます。
多くの場合、「自分の意見がない」のではなく、「自分の意見が言葉にできていない」だけです。
言葉にできていない「意見」に対する言葉を見つけることで、「自分の意見」を持ち、他人に流されず主体的になれます。
独立していようがいまいが、自分の人生は自分で決めていかなければなりません。
じゃないと、誰かの都合に振り回される人生になります。
自分の人生を自分で決めていくには、自分の軸が必要です。
その軸を見つけていくのが、「自分の意見を言語化すること」だと思います。
「自分の意見」を知るためのノート術
「自分の声」を聞くようにするために、私はノートを使っています。
読んだ本の気になった箇所、セミナーで印象に残ったことを書き留めておき、なぜそこが気になったのかをノートに書き殴っていきます。
あるいは、仕事で嬉しかったこと、腹が立ったこともメモしておいて、なぜそういう感情になったのかを書きながら考えていきます。
朝に散歩をすると心地が良い。
→なぜか?
→人が少ないから。
→静かなところで体を動かすと考えがまとまる気がする。
→静かで、人の声や動きが少ない環境が自分には適している。
というようなメモを、日々書いていきます。
そのメモをまとめたノートを見返して、具体的な行動もノートに書き留めます。
・早起きして静かな時間を作る
・人の少ない日や時間帯に外出する
こういったノートの積み重ねが、自分の意見を形作ることになります。
紙のノートじゃなくてもいいですが、ノートに自分の考え・意見を書き出すという習慣はおすすめです。


▪️編集後記
昨日は馬見丘陵公園で花見。桜とチューリップが満開で素晴らしかったです。
午後は自宅で打ち合わせの準備など。
▪️娘日記(0歳)
4日連続で花見をしました。今年は充分なぐらい桜を見ました。