マウスを使わずにショートカットだけでPCを操作した方が効率がいいという考えもありますが、マウスにも良さがあります。マウスとショートカット操作の両方の良いとこどりが一番効率的だと思います。
マウスとショートカットのメリット・デメリット
マウスを使わないショートカットのテクニック集などをネットの記事でよく見かけます。
マウスはPC操作にあまり慣れていない人に直感的に操作してもらうためのもので、作業のスピードアップを目指すなら、コマンドを入力するようにショートカットを利用した方が効率アップが図れるというような趣旨かと思います。
確かにそういう一面もあるでしょう。
ショートカットのメリットは、
- キー操作を覚えてしまえば作業効率が上がる(キーボードとマウスで手を行き来しなくていい)
- マウスを置くスペースが不要なのでデスクを広く使える
- マウスを持ち運ぶ必要がない
といったことが上げられるでしょう。
一方、マウスのメリットは、
- ショートカットを覚えなくていい
- マウスのボタンにショートカットを割り当てられる
などがあります。
わたしも一時期、マウスをまったく使わず、キーボードとタッチパッドだけを使い、マウスを使うのは非効率だと考えていたことがありました。
ですが、今はそうでもないかな、と思っています。
Excelでガシガシと集計作業をするときは、マウスを使わずにショートカットを使った方が速いですが、ブラウザで調べ物をしたり、経理で使う会計ソフトはマウスを使う前提の設計になっていて、マウスがないと逆に非効率と感じることがあります。
とはいえ、マウスを持ち運ぶのも荷物になるため、今は自宅で作業するときはマウスを使い、外出先ではタッチパッドで作業をしています。
お互いメリット・デメリットがありますが、良いところをうまく使い分けていきたいです。
マウスを効率的に使うテクニック
マウスもただ初期設定のまま使うのではなく、少し設定を変更すると効率的に作業ができます。
マウスジェスチャーソフトを使う
マウスジェスチャーソフトは、マウスの特定の動作にショートカットを割り当てるものです。
例えば、マウスジェスチャーソフトを入れると、マウスで「右クリックを押しながらマウスを上に動かす」だけで、ブラウザのウィンドウを閉じる(Alt+F4)ことができたりします。
わたしは、「MouseGestureL」というソフトを利用しています。
以下のように、クリックボタンとマウスの上下の動作で、タブの移動やコピペができるようになります。(RBは右クリック、LBは左クリック)
マウスの設定を変える
Windows11だと、「Windows」ボタンを押した後に出てくる検索窓に「マウス」と入れると「マウス設定」が出てきます。
そこで、マウスカーソルのスピードや、マウスカーソルの大きさを変更できます。
マウスカーソルは見失うことがよくあるので、少し大きめに設定しています。
一つの方法に固執しない
マウスを使うことのメリットと活用方法について説明していきましたが、「マウスを使うのは非効率」と決めつけず、良いところは積極的に活用していきたいです。
ショートカットだけで作業ができると確かに速いですし、PCを使いこなしてる感じもありますが、あまり利用頻度がないショートカットは覚えられないですし、むしろマウスを使った方が速いこともあるので、一つのやり方に固執せず、定期的に作業効率の見直しをしていくべきかと思います。