地方で独立することのメリットとデメリット

東京や大阪などの都会で独立することも、地方の郊外で独立することにもメリット・デメリットがあります。両方のメリットを狙い、両方のデメリットを引き受ける覚悟が重要です。

目次

地方で独立することのメリット・デメリット

  • 地元特有のネットワークがある
  • コストが安い
  • ライバルが少ない

といったことがメリットになるかと思います。

私は奈良で独立していますが、奈良は私の地元です。
土地勘がありますし愛着もあるので、居心地はいいです。

地方で独立すると、自分の愛着のある場所に根を張れるというメリットがあります。

地元ならではのネットワークも、独立に活かせるかもしれません。

家賃や土地などのコストが低いのもメリットの一つでしょう。
同じ家賃でも、地方だと東京に比べて低いコストで良いところに住めますし、立地も便利になります。

東京に比べれば人口も少ないので、ライバルは少ないです。
私のように毎日ブログやメルマガを書いているような税理士は、少なくとも奈良にはいないのではないでしょうか。
それが「強み」かどうかはわかりませんが、他との「違い」にはなっていると思います。

一方、デメリットとしては、

  • 会いたい人や生きたい場所が少ない(都会に行く必要がある)
  • 地方特有の人間関係

といったことがあります。

この人のセミナーに行ってみたいと思っても、対面のセミナーだと東京や大阪に出ないと参加できません。
できるだけ場所に関係なく、会いたい人がいればどこにでも行くつもりではありますが、気軽に参加してみる、というのは難しいです。

また、東京とは違う人間関係も多いです。

「税理士を変えたいけど、親の代からずっと同じ税理士にお願いしていて、変えづらい」という話は私も何回か聞きました。

そういう「しがらみ」というか、仲間意識というものは都会に比べると強いと感じます。
(良いことでもありますが)

仕事が東京や大阪といった都会に集中しているということもありますが、これはあまりデメリットに感じたことはありません。

東京のお客様もいらっしゃいますが、打ち合わせは主にZoomやメールで行い、ときどき東京にうかがって話をする、ということで問題なく進められています。

リモート環境が整備されたことは、私にとっては福音でした。

両方の「メリット」を狙う

都会で独立しても地方であっても、お互いにメリットがありますが、どちらかのメリットを捨てるという気持ちはありません。

東京の方が人も仕事も多いので、当然税理士のニーズも多いです。

地方に住んでいるからといって、東京や大阪にいる人はお客様にならない、とは考えていません。

そのためのWeb環境の整備、クラウド利用、ペーパーレスの工夫をしています。

もちろん、東京や大阪などの都会だけでなく、他の地方も歓迎です。
(最近だと、東北に訪問させていただきました)

両方の「デメリット」を引き受ける覚悟

一方で、両方のデメリットを引き受けることも覚悟しています。

奈良には空港も新幹線もありません。
リニアが奈良で停まる可能性はありますが、その頃には私は何歳になってるか・・・。

奈良から東京に行こうと思うと、いったん京都まで行って新幹線に乗るか、伊丹まで行って飛行機に乗る必要があります。

いずれにしても、移動にお金も時間もかかります。

また、人間関係については自分でどうすることもできません。
東京にいたら煩わしい人間関係がなくなる、というわけでもないでしょう。

両方のメリットを狙いつつ、両方のデメリットを引き受けていくというのが、地方で私が独立していくうえでの覚悟でもあります。



▪️編集後記
昨日はカイロで整体をして、カフェでセミナー告知。
午後は自宅で税理士業。銀行と打ち合わせなど。

▪️娘日記
離乳食の準備として、麦茶を少し飲んでいます。でもまだあんまり飲みません。

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