金額の大きい数字をExcelで扱うときは、単位を変えるようにしましょう。「データの書式設定」から変更ができます。私は、ほとんどのExcelで同じ設定にしています。
千円単位・百万円単位にする方法
例えば、以下のようなExcelデータがあったとします。
円単位で表記していると、読みにくくなります。
これを千円単位あるいは百万円単位にしたほうが見た目がスッキリします。
百万円単位だと、以下のようになります。
設定の方法としては、Macだと「Control +1」のショートカットで、「セルの書式設定」を開きます。
「表示形式」から、「ユーザー定義」を選び、「#,###,;”▲”#,###,;”-“」と入力すると、千円単位に変換できます。
百万円単位にしたい場合は、セミコロンの前にあるカンマを一つ増やして「#,###,,;”▲”#,###,,;”-“」と入力します。
注意点としては、この方法で千円単位・百万円単位にした場合は、表示される数字は四捨五入されるということです。
(81,791,710円という数字は、81,792千円となる)
作成する資料によっては、全て切り捨てで表記することが求められる場合があるかもしれません。
(81,791,710円という数字を、81,791千円としたい場合など)
その場合は、この方法だと切り捨て表記はできないので、「=ROUNDDOWN(81,791,710/1000000,0)」という関数を使う必要があります。
ですが、そういう場面はあまりないと思うので、表示形式を変える方法が原則的な方法ということで良いかと思います。
マイナスのときに「▲」をつける方法
数字がマイナスの場合、デフォルトだと「-3,052,980」となり、赤字で表記されます。
これでもいいのですが、経理ではマイナス表記は「▲」を使うことがあります。
無理に「▲」にする必要はありませんが、私は個人的に「▲」表記が好みなので、表示形式を変更しています。
その場合も、「セルの書式設定」>「表示形式」で「#,###,;”▲”#,###,;”-“」と入力すれば、マイナスの数字には「▲」の符号がつきます。
理屈は覚えなくていい
なぜ「#,###,;”▲”#,###,;”-“」と入力すると千円単位になるのか。
一応Excelのルールがあり、それに則ってこのように設定しています。
もっと自分好みにカスタマイズしたいと思えばすることもできます。
ですが、そのルールまでは覚えなくいいかなと思います。いちいち覚えてられないので。
それよりも、自分の中でExcelの表示形式のパターンを決めておき、それをコピペする形でいいかと思います。
理屈を覚えることなく、とにかく「#,###,;”▲”#,###,;”-“」という表示形式を「セルの書式設定」で入力するということだけを覚えておき、基本的には自分の作ったExcelファイルには同じ表示形式を流用しつづけると、効率的ではないかと思います。
細かい理屈はさておき、とりあえずExcelには「#,###,;”▲”#,###,;”-“」という表示形式をコピペすることをおすすめします。
▪️編集後記
昨日は午前中に「良習慣塾」のセミナーに参加。執筆中(ちょっと止まってる)のKindleの進捗状況を報告しました。
午後にグランフロント大阪で交流会に参加。不動産投資をしている人たちと交流ができました。
▪️娘日記
二重あごが立派になってきて、安西先生みたいになってます。あごをタプタプしていると「ヤメテッ!!」という感じでパンチをポカポカ繰り出してきます。