税理士は税金のプロで、会社の税金やお金周りについてのサービスを提供していますが、モノを売る仕事のように目に見える成果物はありません。税務申告書や決算書は、成果物といえるでしょうか?
申告書・試算表は成果物か?
仕事では、「成果物」が重視されることがあります。
あるプロジェクトがあって、そのプロジェクトが完了したかを示すものとして、成果報告書だったりレポートだったりといった「成果物」を作ることがあります。
あるいはモノを売ったり作ったりする仕事だと、その売ったモノや作ったモノは「成果物」といえるでしょう。
成果物があれば、それが当初のプロジェクトの目標達成の水準に達しているかをチェックして、満たしていれば報酬を受け取れます。
では、税理士にとっての「成果物」とは何か?
目に見える資料が成果物とは限らない
税金の計算をした確定申告書や、記帳代行をしている場合は決算書や試算表は成果物といえるものかもしれません。
実際、年に1回の確定申告書を作成すると、それを紙で印刷して、キレイなファイルに綴じてお客様に提出することがあります。
確かに申告書や試算表も「成果物」になるかもしれませんが、ちょっと面白くないかなとも思います。
申告書も試算表も、確かにベースとなる数字は税理士が入力していますが、実際に出力するのは税務ソフトや会計ソフトです。ソフトが出力したものがそのまま「成果物」と言ってしまっていいのか、好みが分かれるところではないかと思います。
税理士は確定申告書を作成することもサービスの一つですが、決算の予測を立てること、節税の対策を考えること、納税を含めた資金繰りの改善を支援するといったこともできます。
これらの成果は目に見えるものだけではありません。
無理して申告書や決算書をキレイにファイリングせずとも、PDFのデータで提供すれば十分かと思います。
申告書や決算書以外の目に見えないものも「成果」になりえます。
目に見える商品も提供する
とはいえ、目に見える「成果物」も出したいものです。
でも、それは申告書を紙で印刷したものではないかなと。
私の場合は、メルマガやKindle、セミナーが成果物になります。
メニューを幅広くすれば、成果物も違った形のものができます。
▪️編集後記
昨日はオフ。大阪のトライアスロンショップへ。バイクを購入しました。
今年はトライアスロンデビューをします。
▪️娘日記
鼻水が多いのは変わらず。風邪が移ったのか、私と妻も体調不良に・・・。
私はのどが若干痛いぐらいなので、くず湯やのど飴を飲んでいます。