決算・申告の際には、チェックリストを使います。本やサイトで公開されているものもありますが、自作がおすすめです。自分が間違えそうなところは、自分が一番知っています。自分だけのチェックリストを作りましょう。
チェックリストで大事なこと
- いつでも変更できること
- どこでもチェックできること
- 長々と文章にしない
チェックリストはこれが一番大事です。
経理のチェックリストは、本に載っていることもありますし、ググればテンプレートも出てきます。
例えば、国税庁からも「申告書確認表」というものが公表されています。
AIに作ってもらってもいいでしょう。
ただ、やっぱり自分で作ってみるほうがいいですね。最初はネットやAIのテンプレートを参考にしてもいいですが、だんだん自分だけのチェックリストを育てていったほうが効果的なものができていきます。
私は、Googleスプレッドシートでチェックリストを作成しています。
いつでも更新ができて、MacでもWindowsでも操作がしやすいからです。
Googleスプレッドシートでチェックリストを作成
Googleスプレッドシートで、以下の例のようなチェックリストを作っています。
スプレッドシートにチェックボックスをつけるには、「挿入」タブから「チェックボックス」を選べば作成できます。
チェック項目は随時追加していきます。
また、一つ一つのチェック項目について、長々と文章は書きません。読むだけで面倒になりますから。
「繰越欠損金と別表七」とだけ書いておけば、両者の一致を確認するということはわかります。
本やネットに出回っているチェックリストは、文章が長くて読むだけで疲れてきます。
チェック項目の数は多くてもいいですが、一つ一つのチェック項目の文章はできるだけ簡潔な表現がいいです。
「チェックリストをチェックする時間」を惜しんではいけない
ミスは誰もしたくないですけど、それでもしてしまうのが人間です。
「ミスをするかもしれない」と思っている箇所は案外ミスしないものです。ミスをするのは、「まさかこんな簡単なことで」というような意外な見落としによるものが少なくないです。
それを防ぐには、チェックリストが重要です。
慣れてくるとチェックする時間はおろそかにしがちです。決算をするときは、常にチェックリストを使うということは意識しておいてもいいでしょう。
そして、「チェックリスト自体をチェックする」ことも大事です。
定額減税など新しい税制が出るとチェックする項目も変わります。
月次でやるのはさすが時間がかかるでしょうから、年に1回、決算書・法人税申告書・消費税申告書あたりは自分でもチェックできるようにしておくといいでしょう。
▪️編集後記
昨日は朝から歯医者へ。その後、税理士業。
9月のセミナーの企画など。