言いやすい人にだけ強く当たるなよ

どこかのSNSだったか、ネットの記事だったかで、「言いやすい人にだけ強く当たるなよ」という言葉を目にしました。優しくて人当たりの良い人に対して、強く当たってくる人もいます。そういう人でも内心では怒りに満ち溢れてるものだったりします。

目次

「何も言わない=何も思ってない」わけではない

言いやすい人には強く当たる人って、多いと思います。

立場が弱い人、強く言い返さない人、妻(夫)や恋人のように気を許せる人に対しては、態度が横柄になったり強い言葉を投げかけてくる人がいます。

上司や部下の関係は、典型的ですね。
一般的に上司の方が仕事に対する経験値もあるので正論が言えます。部下はそれに対して(一般的には)言い返すことができません。

相手が言い返さないことを「論破した」と思い込んで、さらに気を良くして強く当たってくることもあります。

でも、何も言い返さないのは、何も思っていないということではなかったりします。

表の顔では優しくしていても、内心は腸が煮えくり返っているかもしれません。

「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶは、いつも笑顔ですけど、心の中は肉親や仲間を殺した鬼への怒りで煮えくり返っています。

「鬼滅の刃」50話より
「鬼滅の刃」143話より

目に見える表情は笑顔で優しそうに見える人でも、内心はいろんなことを考えているものです。

「怒り抱いても優しさが勝つ」

昨年大ヒットした「はいよろこんで」に、私の好きな歌詞があります。

怒り抱いても 優しさが勝つ あなたの欠けたとこが希望

内心では怒りが湧いているのに、それを表に出すと場の空気が悪くなるなとか、相手を嫌な気持ちにさせてしまうなとか、そういう「優しさ」の方が先に来てしまって、ついつい角が立たないような振る舞いをしてしまって、それが結局良いことなのかはわからないけど、それもまた個性ではないか。

私はそう解釈しました。

主張すべきことがあったらしっかり伝えて、議論をしていきながら改善を重ねていくということが、仕事でも仕事以外でも大事ではあるでしょう。

でも、「運動神経悪い芸人」が笑えるぐらい全く運動できないように、あるいは領収書の整理といった事務作業が全くできない人がいるように、「優しさ」が優先して強い主張ができない人も必ずいます。

言い返さないのを良いことに、余計に詰めるようなことをすると、突然しっぺ返しが来るかもしれません。

怒りはパワーになる

怒りを相手に直接ぶつけることはできなくても、それを他のモチベーションにすることはできます。

よほど行動力のある人は別ですが、そうではない人が行動を起こすには、「怒り」が利用できます。
私が公認会計士の資格を取ったことも、東京で10年働いてきたことも、独立したことも、人生の節目で動いてきたことは、「怒り」があります。
(お客様に怒るとか、そういうことはもちろんしませんが)

夢や目標を持つだけでは、私は正直長続きしません。

特定の人やものごとに怒りを感じたら、それを使って新しいことをやってみてもいいでしょう。

独立に向けて動くでもいいですし、仕事の方向性を変えるということでもいいでしょう。
私も話を聞いて、お役に立てることは助言します。
個別相談

他人に向けられない怒りは、人ではない他の方向に向けましょう。
(自分に向けるのは心を病むのでやめましょう)



▪️編集後記
昨日は午前中は大阪へ。その後、散髪をして自宅へ。
打ち合わせをして、税理士業など。

▪️娘日記
鼻風邪は完全に治りました。お風呂にも一緒に入り、お互いだんだん慣れてきました。
赤ちゃんは脂肪が多いからなのか、湯船に入れるとお腹まわりが浮いてきます。ちょっとおもしろい。

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