AI-OCRの使い道

紙のレシートをスキャナで読み取り、画像をAIがデータ化して自動で経理や確定申告のデータを作ってくれる「AI-OCR」のチラシ・DMが頻繁に送られてきます。AI-OCRを使うと、経理はスムーズにできるのでしょうか?

目次

レシートの取り込み

OCRとは、「Optical Character Recognition 光学的文字認識」のことで、紙に印字された文字をデータにするもの。
このデータ化された情報をAIが解析・処理するものをAI-OCRといいます。

最もメジャーな用途は、紙のレシートをスキャナで読み取るもの。
↓のようなスキャナでレシートをOCRで読み取り、例えばスタバのレシートだったらそれをAIが認識し、「食費」とか「会議費」という経理の科目に変換してくれます。

レシートが日々大量に溜まっていく場合、これを一つ一つ手入力で会計ソフトに入れていくのは大変です。
どうしても先延ばしにしてしまうでしょう。

AI-OCRを使えば、レシートをスキャナにセットしてボタンを押せば、自動でデータを読み取って経理用のデータに変換してくれます。

日々大量のレシートで溢れている場合は、有効かもしれません。

医療費、ふるさと納税のデータ取り込み

確定申告のときには、医療費控除を受けるために医療費のデータを入力したり、ふるさと納税の控除を受けるために、自治体から送られてくる領収書のデータを入力する必要があります。

紙の医療費の領収書を取り出して、1件ずつ入れていくのは大変です。
ふるさと納税も、1・2件ならまだしも、10件・20件とふるさと納税をしている場合には入力が大変です。

AI-OCRで、医療費のレシートやふるさと納税の領収書を読み取れば、確定申告での手間も少なくなるでしょう。

まあ私は使ってません

便利といえば便利かもしれませんが、私は使っていません。

スキャナが場所をとりますし、そもそもそんなに紙の書類が多い状況をつくらないようにしています。

スタバのレシートは、クレカで支払って会計ソフトと連携させていれば、自動で会計ソフトで経理をすることができます。
会計ソフトと連携させていなくても、Googleスプレッドシートにレシートの情報をサクッと入れておいて、それを会計ソフトにインポートすることもできます。

レシートは紙で保存だけしておけばよく、スキャナを使う必要はありません。

医療費やふるさと納税のデータも、Excelにまとめていますので、それをインポートするなり、件数が少なければExcelから確定申告のソフトにコピペでもいいでしょう。

この方法だったら、スキャナを使う場面はありません。

もちろん「ものは試し」で使ってみてもいいかもしれません。
ただ、料金は安くありません。

スキャナだけで数万円しますし、OCRの月額利用料も数万円するものもあります。

そのお金があったら、他の本を読むなりセミナーに参加した方がいいかなと。

もちろん業種やそれぞれの置かれた状況にもよりますが、AI-OCRは必須のものというわけではありません。



▪️編集後記
昨日はオフ。全国女子駅伝をテレビで見ていました。

▪️娘日記
空気が乾燥しているので、肌ケアが難しいです。ベビーローションを塗っていますが、肌がカサついてきます。

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