地元に帰省して、1週間が経ちます。東京で約10年間過ごしてきて、一緒に仕事をしてきた「戦友」は東京にたくさんできましたが、地元には、そういった「戦友」とは違う「味方」がいます。
奈良で家族で墓参り&食事
地元である奈良県に帰省し、1週間が経ちました。週末にはまた東京に戻ります。
「奈良と言えば鹿、大仏」のイメージがあるかと思います。確かに奈良公園の周辺には鹿がたくさんいたり、大仏があったりしますが、そこから離れた住宅街はいたって普通の地方の町です。
イオンがあり、メガドンキがあり、くら寿司がある。
全国どこでも見かけるような、ありふれた光景です。
チェーン店ばっかりで、個性がないとも言えますが、実際住むとなるとやっぱりイオンが便利。駐車場は広いし、何でもそろう。
個性よりも利便性ですよね。
昨日は実の母と妻とでお墓参りに行き、その帰りに喫茶店で家族でパンケーキ。
生クリームがどっさり乗っかって、罪深い。でも美味。一瞬で平らげました。
夜は妻のご両親たちと食事。焼き鳥をいただきました。
安くてうまい。酒も安い。奈良にもいい店がたくさんあります。
実の親も妻の家族も奈良にずっと住んでいます。来年の春には私たちも奈良に引っ越すことになるため、家族ともまた距離が近くなります。
味方が近くにいるのは心強いものです。
東京には「戦友・ライバル」はいるが、「味方」はいない
東京で約10年仕事をしてきて、いろんな人と知り合いになることができました。
今でも付き合いのある人もいますし、おそらく今後一生会わないであろう人もたくさんいます。
知り合いの数だけでいえば、地元の奈良よりも東京の方が多いかもしれません。
一緒に苦楽を共にしてきた「戦友」も、東京の方が多いと思います。逆に地元の方が、知り合いも土地勘もなく、慣れない環境といえるかもしれません。
仕事のうえでは、地元の方が大変なこともあるかもしれません。
しかし、東京では、離れていく人もたくさんいました。仕事を通してだんだんと合わない部分が出てきたり、余裕がなくなったりして別れてしまうこともありました。
東京では、出会いも多いですが、別れもそれなりにあります。それが東京の「新鮮さ」ともいえるかもしれませんが。
一方で、地元には家族という簡単には離れることはないであろう人たちがいます。
孤独ではないという安心感があります。
以前の記事でも書きましたが、東京は住み続ける街というより、戦う場所です。
一緒に仕事をしてきた人たちは大切な仲間でもありますが、同時にライバルでもあります。
成長し、高めあうという意味では大切な人たちですが、それだけだと疲れてしまいます。
競争も大事ですが、競争だけだと息切れします。
地元での暮らしは、どこにでもあるようなイオンに行き、どこにでもあるファミレスで食事して、代り映えのないテレビを見て過ごす日々で、刺激という意味では東京には及びません。
それでも、地元には安心があります。ライバルなんてことを意識しなくてもいい空間があります。
まだまだ競争から降りるつもりもありませんが、味方が近くにいる空間を新天地としてチャレンジしていくのも、新しい試みとして面白いと思っています。
東京での日々も刺激的ですし、また東京でも仕事をしてみたいとも思いますが、春からは地元の奈良を新天地として、新しいことにチャレンジしていきたいと思います。