e-Taxには、600ページを超えるマニュアルがあります。辞書と見紛うようなサイズ感です。他のシステムサービスで、こんなに分厚いマニュアルがあるでしょうか?
e-Taxマニュアルは全600ページ
確定申告の電子申告をするためのツール「e-Tax」ですが、使い方を説明したマニュアルが用意されています。
https://www.e-tax.nta.go.jp/manual/clientmanual_all.pdf
そのページ数は600ページ。
「サイコロ本」で有名な京極夏彦のデビュー作であるミステリー小説「姑獲鳥の夏」の文庫版が約600ページです。
e-Taxのマニュアルも、ミステリー級のボリュームです。
とはいっても、このマニュアルを読まないとe-Taxを使えないかというとそんなことはありません。
法人税や相続税の申告は市販の税務ソフトを使うことが多いので、e-Taxソフトを必ずしも利用する必要はありません。
(所得税の確定申告には、別途「確定申告書等作成コーナー」というもので電子申告ができます)
なので、e-Taxソフトを税理士以外で利用することは多くはないでしょう。
ただ、なんでこんなに分厚いマニュアルを作る必要があるのかは興味深い点です。
ChatGPTに読み込ませてみる
この分厚いマニュアルをいちいち読んでられないので、ChatGPTに読み込ませてまとめてもらいました。
このマニュアルに基づいて、法人税の電子申告の方法を説明してもらいました。
仮にe-Taxソフトを利用するとしても、全部は見る必要はないですね。
自分にとって必要なところだけを見るというような使い方になるでしょう。
なぜこんなに分厚いのか?
例えば会計ソフトのfreeeには、こういったPDFでのマニュアルは(おそらく)ありません。
サポートサイトから検索をして、使い方がわからないところを調べていくような使い方になります。
その点、e-Taxには情報を全て網羅したマニュアルをPDFとして用意していて、そこから自分で必要な箇所を(検索ではなく)目次から見ていく使い方です。
e-Taxマニュアルでは、「情報をとにかく網羅しておくこと」を最も重視しているのかもしれません。
検索して必要な機能を調べるのではなく、「マニュアルのPDFに全部書いてあるからそれを見て」という思想なのかなと。
今は600ページありますが、5年ぐらい前は400ページぐらいだった記憶があります。どんどんマニュアルのボリュームが増えていってます。
600ページかけて解説しないとわからないシステムというのも使いづらいですが、使いやすさよりも「間違えないこと」だけを求めたシステムだと、こうならざるを得ないのかもしれません。
▪️編集後記
昨日はオフ。娘のお世話をしつつ、合間に会計士業&ブログ更新。
▪️娘日記
初めてのオムツ替え&沐浴。
沐浴はパパの段取りがグダグダで、お湯が目に入りそうになったり、反省です。親子ともに慣れが必要ですね。
でも、なんとも言えない気持ちよさそうな顔をしていて、癒やされます。