法令をパソコンで検索できるe-Gov法令検索がリニューアルし、条文の切り替えなどがしやすくなりました。紙の六法などは持っていないので、パソコンでチェックするときにより便利になりました。
法律を検索できる「e-Gov法令検索」がリニューアル
今年の7月に、e-Gov法令検索がリニューアルしました。
画面のデザインの刷新、条文にリンクが付いていて、他の条文へのジャンプがしやすくなっています。
デザインが見やすくなったかは何ともいえませんが、条文のリンクは利便性が上がった感じがします。
別の法令へのジャンプや条文間での移動が従来は手間がかかるところでしたが、クリックひとつで別の条文や法令に移動できるのは効率が上がります。
ただ、少し挙動が遅いといか、重いのが気にはなりますが。
紙の六法を汚してナンボ(?)
資格試験の勉強をしていたときは、「ポケット六法」を常に手元に置いて、条文を調べていました。
監査法人に就職して監査をしていたときも、「会計監査六法」をスーツケースの中に入れて持ち運び、監査の現場に持っていっていました(六法を持っていくのが新人の仕事という感じでした)。
もちろん監査の作業をするときには六法をよく引いていました。
今はもう六法を持ち歩くことはないんですかね。最近の監査をやっていないのでわかりませんが、今は検索の時代ではないかと思います。
六法のような分厚い書籍が手垢で汚れるのが、たくさん仕事(勉強)をしてきた勲章みたいな時代がありましたが、今はもうないでしょうね。
「◯◯六法」も業界紙も読まなくても、インプットはできる
今は独立して税理士をしていますが、自宅には六法はありません。
法令の条文を調べるときは、e-Govを使います。それ以外に一次情報を確認したい時も、ホームページを検索し、それだと不十分な場合は書籍で補完します。
士業だと、業界紙のようなものがあります。「週刊経理財務」や「税務通信」、「企業会計」といったものが税理士業界では有名ですが、定期購読はしていません。気になる号があったら、都度購入するようにしています。
あまりマニアックな会計とか税務の論点をキャッチアップしても、お客様の役に立てるとは限らないからです。
業界紙のような、その界隈の人が主な読者のものよりも、外の業界の情報を仕入れるほうがお客様のお役に立てることも多いです。AI関連とか。
重くて重厚な六法が事務所の書棚に置かれていると風格も出ますが、そういうものは全部パソコンの中に収めてしまっています。
その方が、いつでもどこでも、すぐに調べることもできます。
士業にとっての仕入れ=インプットは必要不可欠ですが、分厚い本を読むことだけではありません。
e-Gov法令検索のような、デジタルでインプットすることも十分可能です。
▪️編集後記
昨日は午前中に「良習慣塾」のセミナーを受講。
近所のマクドナルドで昼食後、税理士業。