信用調査会社(帝国データバンク、東京商工リサーチ)の調査はできるだけ対応する

帝国データバンクや東京商工リサーチといった信用調査会社からの調査は、無下にせずに回答するようにしましょう。

目次

信用調査会社からの調査依頼

帝国データバンクや東京商工リサーチから、電話で調査依頼が来ることがあります。

調査に来る理由は話してくれませんが、取引先などから帝国データバンクなどに依頼があり、それを受けて帝国データバンクなどから調査の連絡が来ます。

電話が来たら、調査の日程調整をして、面談をします。会社に来ることもあれば、オンラインでやってくれることもあります。(私はオンラインで受けたことがあります。)

調査の内容は、業績(売上、利益など)、財務内容(借入金の残高など)、事業の内容、株主の状況などいろいろ聞かれますが、そんなに怖いわけでもなく、淡々と質問を受けてそれに淡々と答えていく感じで終わります。

信用データは銀行も取引先も見ている

この信用調査会社からの調査について、回答を拒否しようと思えばできます。
ただ、あんまり得策とはいえないでしょう。回答できない不都合なことを隠そうとしているのではないかと思われる可能性が高いからです。

融資を検討している場合は、銀行もこの調査会社のデータを見るので、回答していないとなると、銀行からの心象が悪くなり、融資を受けられない可能性があります。
また、取引先でも、特に上場企業や大企業の場合は調査会社のデータを確認することがあります。
(反社チェックのような手続きとして、調査会社のデータを確認しています)
調査会社でデータがないと、取引をしてくれない可能性があり、失注につながるリスクもあります。
(大手との取引は面倒なものです)

面倒ではありますが、調査の連絡が来たら素直に回答するのが得策でしょう。

無理に洗いざらい回答する必要もない

回答しないと損するからといって、聞かれたことは洗いざらい全部話さないといけない、というわけではありません。
非公開としたい情報は、「非公開とさせてください」と回答すれば、しつこく聞かれるということはありません。

上場企業であれば売上や利益といった情報は公開されていますが、そうじゃない会社であれば、業績を開示したくない事情もあると思います。競合他社に知られたくないとか、採用活動に支障が出るとか。

非公開ばかりなのも印象悪いですが、話せないことは無理に話す必要はありません。

できるだけ誠実に回答して、どうしても非公開にしたいことについては非公開でもいいでしょう。
でも、極力協力した方が対銀行などにとってはメリットが多いです。



▪️編集後記
昨日は午前中に打ち合わせ後、近鉄奈良駅のコワーキングへ。
その後自宅で経理支援業務の作業。

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