締め切りは仕事の肝ですが、その伝え方はデリケートな部分があると思います。変な伝え方をすると、相手を不快にする可能性があります。
「要対応●月●日まで」
某ベンダー会社から契約内容についてのメールが来ました。
メールのタイトル冒頭には、「要返信●月●日まで」と書かれています。
締め切りをしっかりわかるところ(メールのタイトル)に明示して、返信してほしいということをわかってもらいたいのでしょう。他のメールに埋もれてしまって返信がないと困るでしょうし。
でも、あんまり指定されすぎると良い気はしませんね。信頼されてない感じがします。
いろんな人がいるのでしょうし、それぐらい念押ししないといけないのでしょう。
ちょっとお節介と思われるぐらいじゃないと、みんな対応してくれないのかもしれません。
締め切りは仕事の肝です。期限を守ることは社会人として必須ですし、信頼関係にも関わります。なので、締め切りを明示したいという冒頭のメールの意図はわかりますが、うまく伝えないとモヤッとさせてしまう可能性があります。
逆に自分が締め切りを伝える側にいる場合でも、意識するべきところだと思います。
やってはいけないこと
- 急かすこと
- 強調しすぎること
- (期限があるのに)期限をあいまいにすること
この辺はできるだけ避けたいところです。
そこまで期限が迫っているわけではないのに、リマインドが多かったりすると、オオカミ少年のごとく、本当に緊急のときに対応してくれない可能性があります。
また、あまり期限を強調しすぎても、人によってはお節介と思われる可能性があります。
期限を伝えるときは、「端的に・シンプルに・強調しすぎない」ように伝えたほうが良いです。
「それだと相手が期限を見落とすのではないか」という懸念もあると思います。もし不安なときでも、念押しする感じではなく、「ついで感」を出して、さりげなく伝えるようにしましょう。
一方、締め切りを伝えてしまうと相手を焦らせるかもしれないと過剰に気を遣って、期限をあいまいにしてしまうのは避けたいです。
急ぎではない要件だったりすれば、場合によっては明確に期限を言わなくてもいいこともあるでしょうが、明確に期限があるもの(確定申告とか決算承認とか)だと、期限をあいまいにしていると対応が遅くなりがちです。
誰にとっての期限なのか
締め切りを提示されて、受け手が「口うるさい」と感じるか、あるいは「見通しを立ててくれている」と感じるかは、つまるところその期限が「誰にとっての期限なのか」によるところが大きいと思います。
所得税の確定申告のような動かせない期限(3月15日)ならいざしらず、契約更新の期限だったりすると、相手の都合の期限を押し付けられているような感じがしてしまいます。
とはいえ契約更新も大事ではあるのですが、伝え方は慎重にしたいものです。
あまり相手を急かすような表現はせず、かといってあいまいにもせず、シンプルに・端的に伝えるのが良いと思います。
▪️編集後記
昨日は朝に歯医者へ。神経を抜いてます。痛いです。
その後経理支援の業務、新メニューの研究。