会議は今でも得意とはいえません。でも、仕事をしていれば避けては通れません。自分なりのやり方を見つけていくしかありません。
私がやっていること
会議が得意ではありませんが、今は以下のような対策をしています。
会議の数を減らす(参加しない勇気)
1日に何個も会議があると、それだけで気疲れします。また、会議ばかりだと他の仕事が進まないので、それもまたストレスになります。
1日の会議の数は、極力減らすようにしています。
自分が出なくてもいいような会議もけっこうあります。会議を主催する側の心理としては、一応参加してもらった方が後から参加していない人に会議の内容を報告する手間が省けるから、とりあえず多めに参加者を招待していたりするものです。
自分の業務にも深く関係する内容であれば参加すべきでしょうが、そうでないと思われるものは勇気をもって参加しないようにした方がいいです。
何となく招待された会議に参加しても、大して得られるものはありません。
そういう会議を減らしていくと、意外に参加する会議は減っていくものです。
会議好きな人と距離を置く
人によっては、メールやチャットで連絡するより、直接話した方が早いということで会議を設定されることもあります。
「会議で直接話した方が早い」という理屈も理解できます。私も、込み入った話になる場合は会議をする場合があります。ですが、そういう場面はあまり多くないと思います。
何でもかんでも会議して済まそうとする人とは、距離を置くことも考えてもいいと思います(電話でも同じようなことがいえますね)。
部下を持たない・雇わない
管理職になると、自分が直接手を動かして作業することが減ってきます。自分が作業をしていないと、部下の進捗が気になってしまい、定例会議とか進捗会議とかをやりたくなってきます(自分の体験談として)。
自分が直接手を動かすようにすれば、こういう進捗会議をやる必要はありません。
会議が苦手だった
昔から会議はあまりしたくないと思っていました。
- 深夜0時から3時ぐらいまで続く会議(定時は9時-17時なのに)
- 100人ぐらいいるワークショップのファシリテーター
- 役員向けの会議
いろいろ会議を経験してきましたが、やはり苦手意識は拭えません。
とはいえ、会議がどれだけ苦手でも、全く人と関わらずに仕事をすることは難しいです。会議は避けられません。
会議が苦手な人の対策のようなものを、ネットや本でいろいろ調べてきましたが、どれも釈然としませんでした。
例えば、
- あらかじめアジェンダをインプットして、論点を整理しておく
⇒事前にアジェンダなんて、もらえないことがほとんど。 - 一言でも発言するようにする
⇒みんな同じことを考えていて、みんなどうでもいい発言ばっかりして会議が間延びする。 - 会議中に発言できなくても、会議の後に意見を出してみる
⇒次の会議が隙間なく入っていて、そんなことしてる時間なんてない。
試行錯誤しながら、現在は冒頭のような対策で何とか落ち着いています。
でも、全ての会議が嫌いなわけではありません。特に今は、会議が嫌と感じることはほぼありません。何が違うのでしょうか?
苦手なのは、「会議」じゃないのでは?
思うに、「会議」自体が嫌いなのではなく、会議の内容、参加者、雰囲気が苦手だったんだと思います。
憂鬱だと感じる会議で、どんなことを話していたかを記憶の限り思い返すと、
- 管理職特有の会議(人事評価とかチームの目標管理とか)
- 社内イベント系(早く帰りたい)
- 上司への進捗報告(基本詰められる)
- 役員への報告(何か怖い)
- 長時間の会議(眠い)
会議が嫌というより、全く興味のない内容・人と話すことに長時間拘束されることが最大のストレスだったのかもしれません。
逆に、自分もお客様も大事だと思うこと、興味のあること、一緒にいて楽しい人(ただの友達というわけではなく)との会議であれば、苦にはなりません。
コミュニケーションが苦手という人は多いと思います。私も、得意だとは思っていません。
でも、一人だけで誰とも関わらずに生きていくことはできません。コミュニケーションは必須であり、多くの人間にはその能力は備わっていると思います(もちろん本当に苦手な人もいるでしょうが)。
コミュニケーションが苦手なわけではなく、合わない人と接することが耐えられない人が多いのではないかと思います。
会社にはいろんな人がいますし、どうしても合わない人はいます。そういう人ともうまく渡り合える人が「コミュニケーション能力が高い」と言われるのではないかと思います。
会議が苦手な人も、「会議そのもの」よりも、必要性のないことに時間を拘束されることや、合わない人と話さないといけないことに耐えるのが苦痛なのかもしれません。
であれば、根本的な解決策は、そういった会議から離れることしかありません。
むやみに会議を開こうとしない、開こうとする人から距離を置く、簡単ではありませんが、意識してみて、可能であれば実践してみるといいかもしれません。