マラソン完走のためには、スタート前の体力温存がカギ

マラソンを走ってみて、スタート前に体力・脚力を温存する重要性を痛感しました。

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いかに足を疲れさせないか

昨年はフルマラソンを2回、ハーフマラソンを1回、10キロレースを2回出場しました。

フルマラソンの完走・さらにサブフォーを目指して練習を積んでいますが、練習を積んできても、本番では力を発揮できないことがあります。

練習で30キロ走っても痛みは出ないのに、本番だと20キロぐらいで膝が痛くなったり
練習で10キロは何回も走ってるのに、本番だと10キロでお腹が痛くなったり
練習ではそんなに息切れしないのに、本番では同じペースでもすごく息切れしたり

たくさんの参加者がいるので緊張感もあるのでしょうが、意外に大きいのは「レース前の疲労」ではないかと思っています。

特にフルマラソンの大会は、スタート位置についてから実際に走り始めるまで1時間近く立ちっぱなしになります。

(↑は奈良マラソンで待機中の写真)

スタート位置につく前に着替えや手荷物預けなどもあるので、会場に着いてから2時間ぐらいは準備や待機の時間があります。着替えや手荷物預けやスタート位置への待機、トイレ待ちなどで、スタート前から結構歩くことになります。

つくばマラソンに出場したときは、スタート前ですでに10,000歩以上歩いていました。

練習ではスタート前にこんなに歩きませんし、立ちっぱなしにもなりません。

走り始めてからのペースに目が行きがちですが、スタート前の疲労の蓄積が、レース中の体調にも大きく影響していると思います。

体力温存のためにやっていること

カギは、スタート前にできるだけ足の疲労を溜めないことです。そのために、以下のような対策を行っています。

  • 前日は歩かない&立たない
  • 前日からサプリ(BCAA)を飲んで疲労回復
  • 当日の受付が終わったら、座って足を休めることを優先(もちろんマナー厳守で)
  • ストレッチはスタート位置についてからでいい
  • トイレはスタートして5キロぐらいまで我慢(スタート前&直後のトイレは混む)

トイレはスタート前に行こうとするとかなり並びます。並んでいる間はずっと立ちっぱなしです。できるだけ万全の状態でスタートしたいので、トイレにも行っておきたいところですが、かえって足が万全の状態でなくなるリスクがあります。

ストレッチも、練習のときは着替えが終わったら走る前にやるので、そのノリで着替え直後にストレッチをしても、そこからまだ2時間近く間が空きます。

それよりも、着替えが終わってスタート位置に移動するまでは、どこかに座って足の負担を減らすようにした方がいいです。

ストレッチは、スタート位置についてからでも十分に間に合います。

マラソンの「レース」は「トレース」

非常識マラソンマネジメント」という本では、「マラソンのレースはトレースである」という言葉が出てきます。

あらかじめ目標タイムから逆算したペース表を作成し、本番ではそのペース表を守って「トレース」するように走ることが重要といわれます。

あらかじめ決めたペースを守るには、足の状態もできるだけ練習のときと同じような状態にしておきたいところです。

そのためには、レース当日は、立ったり歩いたりすることが多くなりがちということを意識して、できるだけ足を休めるようにすることです。

足の負担をレース直前まで軽減できれば、あらかじめ決めたペースどおり走ることも可能だと思います。

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